私たちの強みは、埋立残さを極少化した
地球に優しい安心・安全なリサイクルを実現できること
「石綿関係の廃棄物も一緒に委託したい」というニーズにお応えします。
上記のようなお客様のニーズにお応えできるのは、八戸工場の電気炉と家電リサイクル法、自動車リサイクル法に適応した設備があるからです。
電気炉は、アーク放電と呼ばれる雷に似た放電により、鉄を溶解します。アーク直近の温度は約3000度を超えます。鉄の溶鋼温度は約1600度以上になります。感染性廃棄物はもちろん、石綿含有産業廃棄物の溶融温度(1500度以上)が担保されます。また、焼却灰・燃え殻の発生がないのも利点です。本設備の稼動は、電力需要が少ない夜間に行われ、電力会社の効率的な電力供給(負荷平準化)に寄与しています。
電気炉メーカーとしては始めて、工場直結型のドイツ製シュレッダーを導入しました。廃車・廃家電・廃プラスチックなどを破砕し、素材ごとに選別・回収します。高品質な鉄鋼原料と、鉄以外の資源も回収、有効活用することができます。断熱フロン回収装置を併設しています。
シュレッダー設備で回収後のASR(自動車破砕残渣)の重量物や廃プラスチック等を熱分解し、粉体カーボンとして加工後、鉄をつくるときの原料や燃料にします。この時発生する熱分解ガスはリサイクル発電設備に使われ、得られた電力はこの施設で電気エネルギーとして有効活用されます。粉体カーボンはブリケットに加工し、外部販売も行っております。